寒さ対策100選

バッテリー上がり、路面スリップ
冬のクルマは整備しないと危険

バッテリー・タイヤ…愛車の寒さ対策

 バッテリー上がり、路面でスリップ…起こさないために

冬場の車の運転は不安がつきもの。バッテリー上がりや凍結積雪路面でのスリップなど危険や面倒と隣り合わせです。

いざというときに困らないためにも、厳しい寒波が来る前にマイカーの寒さ対策を万全にしておきましょう。
事故にあってから、救援を呼ばねばならぬ羽目になってからではもう遅い!

凍結した道路を走る車

 76:なにはともかくバッテリー

寒さ対策以前に、とにもかくにもエンジンがかからなければにっちもさっちもいきません。ただ、最近のバッテリーはバッテリー切れになる寸前まで普通にエンジンの起動ができるものが多いため、突然エンジンがかからなくなるという事態が頻発。

毎日ある程度の距離を乗っているならともかく、週1回しか乗らないとか短距離の移動にしか使わない車は、冬場突如としてバッテリーが上がることがままあるのです。寒冷地仕様の車のバッテリーが通常仕様のものより大型なのは、それだけ冬場はバッテリーが重要だから。

冬が来る前に点検をし、3年を経過するような古いバッテリーは交換し、バッテリー液が減っているようなら補充します。
メンテナンスフリーバッテリーの場合は確認窓をチェックして色が緑色なら問題ありません。

メンテナンスフリーバッテリーの確認窓
▲確認窓が緑色ならOK

 77:タイヤの履き替え

東京や大阪など雪がほとんど積もらない地域では一年中ノーマルタイヤの人がほとんどでしょうが、冬場に峠越えをする場合やスキー場へ行くなど山間部に向かうのならば、スタッドレスタイヤに履き替えておく必要があります。

毎年必ず寒波の日に、ノーマルタイヤで出かけては事故を起こす車が頻発しています。事故を起こしてからでは遅すぎますので、手間暇惜しまず交換しておきましょう。
また、タイヤの溝もチェック。溝が減っていると滑り止めの効果がなくなります。

タイヤ

 78:ウォッシャー液は濃いめに

雪道を走るとフロントガラスがかなり汚れます。泥汚れのときでもそうですが、ウォッシャー液を出そうとしても、凍ってしまって出てこないことが…。

その理由はウォッシャー液を水で薄めているから。濃いめにしておけば凍結を防ぐことができます。氷点下3度以下になる土地で乗る場合は寒冷地仕様のウォッシャー液を、そこまで寒くならない地域なら通常のウォッシャー液を原液で使用すると良いでしょう。

ウォッシャー液の補充
▲ウォッシャー液は濃いめで補充を
(画像引用:ultravisitor
http://ultravisitor.hatenablog.com/)

 79:ワイパーも冬向けに衣替え

雪の降り方が激しい地域や、スキー場に出かける場合などは冬用ワイパーが効果的です。
一般用のワイパーブレードを使用していると、ウインドーの雪や氷が拭き取れなかったり、凍結して破損することも。

また駐車時にはワイパーを立てておくのもポイントです。そのまま寝かせておくとフロントガラスに凍り付いたり、動かなくなったりします。

雪用ワイパー
▲積雪地に行くなら必須です
(画像引用:家族みんなで遊べばEEじゃ~ん!!
http://takehiro831.blog93.fc2.com/

同じくパワーウィンドウや、サイドミラーのジョイント部も凍結して動かなくなることが。
さらに凍結の心配があるときはサイドブレーキは引かずに、平坦地に止め、車止めを設置しておきます。

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 80:エンジンスターターを設置する

寒い日は当然エンジンも冷え切っているので、暖気運転(アイドリング)が必要になります。

とはいえ、環境問題の周知や最近のクルマの性能上昇もあって、停車したままでの暖気運転よりも、低速でスタートしてしばらく低速で負荷をかけずに走る慣熟走行が主流となってきました。

車

そうは言いつつも、公道上を低速で走ることは他の車の流れを阻害する一因にもなるため、極端に遅いスピードで走らせるわけにもいきません。

そこで、乗車前に短時間の暖気運転をして、そのまま慣熟走行に移行するのがオススメです。
暖気運転をする場合は、防犯上の問題がない駐車場所であるなら、リモートエンジンスターターを使えば、遠隔操作でエンジンをかけておくことができます。寒い忙しい朝にいちいち車まで行く手間が省けるので便利です。

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