着こんで着こなす、おうちスタイル
自宅の寒さをなんとかしたい!ならば、まずは窓と床を対策します。しかし、それでも室内ぽかぽかとまではなりません。あとは暖房をつければ室温は上昇しますが、なるべく暖房の使用はを控えたい…ですよね。
それなら室温を上げるのではなく体温を使って身体ぽかぽかをキープする方法を探りましょう。
キーワードは頭寒足熱です。
23:頭寒足熱を実行しよう
人の身体は頭寒足熱(ずかんそくねつ)状態が健康を保てます。頭寒足熱とは読んで字の通り「頭は冷たく、足は暖かく」。
冷え性の人の足の指先が冷えているというのは、頭寒足熱とは真逆なわけで、健康によろしくないわけです。
また、風邪をひいて発熱すると、おでこがやたら熱くなるのも同じこと。頭寒足熱どころか、頭熱足熱では健康でいられません。
頭寒足熱を実践するための前提条件、まずは足元から熱を奪われないよう窓と床に寒さ対策をしましたか? まだならば、こちらを先にやっておきましょう。
24:頭寒はカンタン!
頭寒足熱を実行する場合、とりあえず頭寒はカンタンです。もともと室内が寒いのでいわば何もしなくても充分頭寒。
いやいや、ちょっと待って!それじゃ寒すぎる、特に耳が冷たいのは我慢なりません!という人は、深めにかぶれるニット帽をどうぞ。
耳あてをするという方法もありますね。いずれにせよ、極端に温める必要はありません。後述の足熱に力点を置きましょう。
ニット帽のオススメアイテム
25:首から下を徹底防御!
頭寒をあっさりクリアしたところで、下へ向けて一個一個対策していきます。
寒さ対策でよく言われるのが「三つの首を温める」の言葉。首・手首・足首の3か所のことを指します。この3か所を温めれば、寒さを感じにくくなるわけです。
まずは「首」を温めましょう。外出時ならマフラーやストールが有効ですが、室内ではほどけてしまったり、裾が邪魔っけだったりしますよね。
そこで活躍するのがネックウォーマーです。きっちり隙間なく首を包んでくれますし、ずれたり、ほどける心配もありません。
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26:手首も寒さからガード
続いての首、手首もしっかり寒さからガードします。
袖が長め、指先近くまで覆う服を着たり、袖口がすぼんで外気が入って来ない服がオススメ。
またはリストウォーマーをつけるのもイイ感じに暖かくなります。
手芸が得意ならば、毛糸でリストウォーマーを編んでも楽しそうですね。実利を兼ねた作品になります。
ただ、家事をするときはリストウォーマーを外すか、腕までずらす必要があります。
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27:下着にもこだわろう
下着を選ぶポイントは夏でも冬でも通気性です。通気性が悪い方が熱を逃がさないような気もしますよね。しかし実際には通気性の悪い下着だと、汗をかいた時にその水分で却って身体が冷えてしまうのです。
そこで選びたいのが速乾性の素材下着。ウール、シルク、ポリプロピレンなどの素材が適合します。水分のみを蒸散させて、体温は奪わない特質があるのです。
定番どころではユニクロのヒートテックも良いですね。他社からも類似商品が出ていますので、比較検討して購入しておきましょう。
また、下着は身体のサイズにしっかり合ったものを選びましょう。身体と下着は密着しているほうが熱を逃がしません。
28:薄手素材を重ね着しよう
上半身は重ね着で寒さを防ぐのが鉄則。しかし、重ね着にもポイントがあります。
分厚い服を2枚着るよりも、薄手の服を3枚重ねた方がGOOD。服と服の間に薄い空気層をいくつも作ってあげることで、身体から発せられる暖気を逃さず、かつ外からの冷気を寄せ付けなくなります。
素材はウールやシルクが保温性に優れているのでオススメです。
そして最後に、はんてんやどてらをガツンと羽織ってしまいましょう。ちょっとモコモコしていてみっともないかなと思ってしまいますが、どうせ家の中ですから誰に会うわけでもありません。来客時には脱げばいいだけです。
はんてん・どてらのオススメアイテム
29:足熱をしっかりと!
そして足です。最も冷えやすい足先はもちろん、ふくらはぎも保温してやれば、寒さに震えることはなくなります。
手軽なところでは、靴下は二重履きで。
さらにレッグウォーマーでふくらはぎをガードしましょう。またタイツを履くのも良いでしょう。